管理栄養士がオススメしたい、美容に良いビタミンたっぷりレシピ

お料理が大好きな二児のママです。子供の成長と共に、自分の衰えを感じ、日々ビタミンの大切さを痛感している毎日です。ここでは、ビタミンたっぷりレシピを紹介していきますので、参考にして頂けたら幸いです。

みかんでビタミンCを摂ろう!

冬の時期に美味しいみかんには、ビタミンCが豊富に含まれています。みかんは旬の時期の美味しさはもちろんのこと、皮を剥くだけで手軽に食べられ、さらに比較的お安く手に入るので、ビタミンC摂取にはオススメです。市場に最も出回る12月に合わせて箱買いするご家庭などもよくありますが、国内だけでも産地はさまざまなので多くの味を楽しむのも良いでしょう。

ビタミンCの働きは、抗酸化力の強さから冬の寒さや細菌などへの抵抗力をアップさせてくれるので、風邪をひきにくくなり予防効果が期待できます。また、風邪のひきはじめにも悪化することを抑えてくれるとされています。

また、体の細胞間を結んでいるコラーゲンの合成に必要とされていて、皮膚や粘膜の健康維持に役立ちます。さらにストレスへの抵抗力も高いので、疲れた時にはみかん!がオススメです。

もちろん剥きたてのみかんをそのまま食べるのが美味しいですが、ヨーグルトと一緒に食べたり、寒天などを使ってゼリーにするのも良いでしょう。旬の時期以外は、みかん缶でも美味しく食べることができます。

みかんを美味しく食べて、風邪予防に励みノーストレスを目指して、乾燥が気になる冬季でもツルツル美肌を保っていきましょう。

柿はビタミンCが豊富!

柿が美味しい季節になりました。柿の最盛期は10月~11月頃で、最も甘みが強く美味しく召し上がれる時期です。

柿の種類には甘柿品種と渋柿品種があるので、是非お好みの柿を見つけて下さいね。

そして硬さにも好みがあると思いますが、少し長期で保存したいという場合には、まずは固めの柿を購入することをオススメします。そしてさらにサランラップなどで包み、2℃~3℃程の環境で保存してあげると、1ヶ月~2ヶ月は美味しさを保つことが可能になります。

柿にはビタミンCがとても豊富に含まれていて、Mサイズの柿1個あたりでは約130mgのビタミンCを摂取することができます。

ビタミンCの主な働きには、コラーゲンの合成,ストレスへの抵抗力,抗酸化作用などがあります。

◎コラーゲンの合成

コラーゲンの合成を助けることで、皮膚や粘膜の健康維持に一役かっています。

◎ストレスへの抵抗力

ビタミンCでストレスへの抵抗力を高めることで、リラックス感が得られます。

◎抗酸化作用

ビタミンCの抗酸化作用によって、風邪予防や生活習慣病予防に繋がります。

秋の旬の果物である柿の美味しさを感じ、ビタミンCの恩恵を受けながら、リラックス感を大切にコラーゲンの力を借りて美肌を目指しましょう。

 

 

 

ヨーグルトはビタミンAとビタミンB群が豊富!

ヨーグルトダイエットやホットヨーグルトダイエットという言葉を、よく耳にすることがあるかと思います。これらのダイエット方法は、ヨーグルトに多く含まれている乳酸菌の働きに注目されていることが多いですが、実はヨーグルトに含まれている栄養素には他にも注目すべきものがあるのです。ここでは、今まであまり取り上げられることがなかったヨーグルトに含まれている栄養素について、働きとともに紹介していきます。

ヨーグルトには、ビタミンA,ビタミンB1,ビタミンB2が豊富に含まれています!

ビタミンA・・・鼻や喉の粘膜に作用して、細菌やウイルスから体を守ってくれる働きがあります。不足してしまうと、抵抗力が下がり風邪などを引きやすくなってしまうという問題点が浮上してきます。また、肌の健康を維持してくれるという働きがあるので、健康を保ちながら美肌を目指したいですね。

ビタミンB1・・・最大の特徴は、糖質代謝を促しエネルギーに変換してくれるということです。この働きから、ヨーグルトはダイエットに向いていると言えるでしょう。

ビタミンB2・・・ビタミンAと同様に肌の健康を保ちながら、糖質,たんぱく質,脂質の代謝を促してくれます。

ヨーグルトの働きや効果を利用して、美肌を保ちながらダイエットに活用していきましょう。

 

えのきはビタミンB1が豊富!

えのきは、ビタミン類と食物繊維を豊富に含んでいる食材になります。ビタミン類の中でも、とりわけビタミンB1の含有量が高いという特徴があります。

ビタミンB1には、糖質の代謝を促してくれる働きがあるので、ダイエットなどに効果的です。さらに、皮膚や粘膜の健康維持にも携わっているので、美肌を守りながらダイエットに取り組めるというメリットがあります。

そしてなんと言っても、えのきはお安く購入することができます。スーパーなどでは、1袋あたり100円〜130円ぐらいで買うことが可能です。特売日などには、1パック89円というえのきをよく目にします。

次に、えのきを使ったレシピを紹介していきます。

 

〜えのきの和え物〜

○材料

えのき 1/2パック

きくらげ(乾) 3g

塩昆布 大さじ1/2

ごま油 小さじ1

鶏ガラスープの素 少々

○作り方

①えのきは茎を切り落として、茹でておきます。

②きくらげは、戻しておきます。

③塩昆布,ゴマ油,鶏ガラスープの素を混ぜ合わせます。

④③にえのきときくらげを入れて、混ぜ合わせたら完成です。

 

えのきは、栄養価が高く,安く購入可能,料理に使いやすいという一石三鳥食材です。

美肌を保ちながらのダイエットに、是非取り入れてみて下さい。

 

舞茸はビタミン類が豊富!

舞茸は比較的お安く購入でき、且つ価格変動が少ないため、気軽に料理に取り入れやすい食材になります。味に大きなクセがないので、様々な食材とに相性もよくまさに万能食材です。今回は、そんな舞茸の栄養価を紹介していきたいと思います。

<ビタミンDが豊富>

舞茸は、ビタミンD含有量が豊富な食材になります。そのためカルシウムが骨に吸着することを促してくれます。それらの働きから骨が丈夫になり、美容やダイエットの基盤となる健康な体を作ります。

<脂質代謝を促進>

舞茸は、ビタミンB2含有量が豊富な食材になります。そのため、脂質や糖質の代謝を促してくれる働きが期待でき、特にダイエットに効果的な食材となります。

・舞茸のオススメレシピ

塩キノコ

〇材料(1人分)

舞茸 1/3パック

シメジ 30g

エリンギ 1本

椎茸 1個

塩 小さじ1/2

〇作り方

1、舞茸とシメジは、ほぐしておきます。

2、エリンギは短冊切り、椎茸は削ぎ切りにしておきます。

3、キノコ類を湯どうしして、熱いうちに塩を振りかけます。

4、冷蔵庫で冷やしたら完成です。

舞茸をはじめとしてキノコ類は全体的にビタミンB群,ビタミンD,食物繊維を多く含んでいます。さらに低カロリーなので、ダイエットをはじめとした美容に効果大です。

キャベツはビタミンUが豊富!

キャベツにビタミンCが豊富に含まれているということを知っている人は比較的多いと思いますが、それ以外にも実はビタミンUという栄養素が豊富に含まれているのです。

ビタミンUというのはあまり聞きなれないかと思いますが、とても大切な働きをしているのです。

みなさん、「キャベジン」という表品名を聞いたことありますよね?これは某製薬会社から売られている有名な胃腸薬ですが、そこに含まれている「キャベジン」とはどのような働きをするのでしょうか。

キャベジンとは、キャベツから発見された抗胃潰瘍因子になります。つまり、キャベツに含まれているキャベジンが、胃粘膜の新陳代謝を促進し、さらに胃の調子を整え元気な胃を作り上げ、日々の食事の活力を生み出しているのです。

胃の調子は、毎食の食事に大きく関わってきます。そのため、元気な胃を目指し3食しっかりと食べることで、毎日の生活が活性化されて、美の向上に直接関わってきます。キャベツを食べて、胃の中から体の中から綺麗を目指しましょう。

キャベツを購入の際は、身がぎっしりと詰まっていて、さらに重みを感じられるものがオススメです。判断が難しければ、あえて半分にカットされている物を見ると断面が見えるので分かりやすいでしょう。

豆苗はビタミンCが豊富!

近年、スーパーなどで豆苗を見かけることは多くあると思います。もともとは中国で食用豆苗として出回り、日本に入ってきたのは1970年以降と言われています。市場では通年で出回っていますが、旬の時期は春から夏にかけてになります。価格変動が少なく、1パック当たり100円程度で売られているのも魅力の1つになります。

そんな手軽に購入できる豆苗には、ビタミンCが豊富に含まれています。ビタミンCは抗酸化作用が強く有害物質を除去してくれる他に、皮膚や粘膜の健康維持に効果があるので、美肌に繋がります。

また食物繊維も比較的多く含んでいるので、便秘解消効果を利用して体の中から綺麗になり、さらなる美肌を目指しましょう。

以下に、豆苗を使ったお手軽レシピを紹介していきます。

 

【豆苗ナムル】

○材料

豆苗 1パック

カニカマ 3本

塩昆布 大さじ1

ゴマ油 大さじ1

白ゴマ 小さじ1

○作り方

①豆苗はさっと茹でて水を切り、半分に切っておきます。

②カニカマは、ほぐしておきます。

③全て混ぜ合わせて、冷蔵庫で冷やしたら完成です。

 

5分でできるので、是非試してみて下さいね。

さらに、豆苗は切り落とした根っこから再生可能なんです。方法は、根っこの部分を水につけておくだけです。日当たりが良いところに置いておけば、簡単に再生しまた食べることができますよ。注意点としては、再生豆苗は生のままでは食べられないので加熱調理して下さいね。